
久しぶりに体調を崩して寝込んだので、毎日の症状の変化を観察し、記録してみました。
<発熱一日前>
今日はやたら鼻がむずむずとして、くしゃみとサラサラした鼻水が出る
<発熱当日>
体の節々が痛く、倦怠感が強い。喉に違和感があり、痛みがある。体温を計測したら発熱していたので床に就く。
<発熱翌日>
布団の中で十分に温まり、発汗もあり、着替えながら水分補給をしてひたすら眠る。日中は部屋の窓を少し開けて換気を行いながら加湿器をつける。午後には平熱に下がるが、咽頭痛が強く、唾の飲み込みもできない。水分をとりながらひたすら眠る。
<発熱二日後>
すっかり熱も下がり、節々の痛みも無くなったが、咽頭痛があり、声も枯れている。
<発熱三〜六日後>
咽頭痛なくなり、咳が出はじめる。やがて痰の絡んだ咳に変わる(痰の色は黄色〜黄緑色)。
症状の変化や体の反応を観察していると、見えないところで体が正常に免疫反応して機能しているのだと頼もしく感じました。
風邪の症状は、喉の痛みや鼻の不快感から始まり、鼻水やくしゃみが出るようになります。それは、鼻・のど・気管・気管支・肺などからなる呼吸器が常に吸い込んだ外気と触れているためです。空気中には常にウイルスや細菌がいるので、呼吸器には、ウイルスや細菌が侵入して感染しないような防御システムが備わっています。また、口や鼻・のどの内壁の粘液には、異物が付着すると繊毛運動によって外に出すシステムが備わっています。そのために自然な防御反応として鼻水やくしゃみが出たりするのです。このように内壁の粘液では、異物による感染から体を守る免疫防御機能が絶えず働いています。体が異物と戦っていると、異物を出そうとしてくしゃみ・鼻水・咳・痰が出たり、粘膜内部の組織に炎症が起こって腫れ、鼻づまりやのどの痛みなどの症状を引き起こします。
鼻水は、出始めはさらさらとしていますが、次第にどろどろとした黄緑色に変化することが多いです。なぜ鼻水が変化してくのかというと、死んだ菌、またそれらと戦った白血球が混じるため、黄色っぽく、また粘り気の強い鼻水が出るためです。
鼻水と同じように判断できるものに痰があります。痰は、ウイルスや細菌による喉の炎症が考えられます。咳は、呼吸器を守ろうとする防御反応や、痰を排出しようする働きで起こります。痰が絡む咳は、風邪が治りかけているサインです。
乾いた咳の後、2~3日でさらさらとした白っぽい痰に変化します。 その後、黄色や緑色の痰となり、再び白い痰に変化します。緑や黄色の痰は、粘液に細菌やウイルスと白血球が混ざったものです。 この痰が出たからといって、風邪が快方に向かっているとは言いきれませんが、白血球とウイルスや細菌が戦っている証拠と考えることはできます。
この時に水分を摂ることで痰が水分を含んで柔らかくなり、出しやすくなります。
発熱は、異物の侵入により体に異変が起こったことを知らせると同時に、免疫の働きが活発になっているサインです。発熱がある場合とない場合がありますが、小さな子どもの場合、熱が出やすく、38~40℃の高熱が出ることもあります。熱は夕方から上がることが多いですが、発熱したあと汗をかいて熱が下がり、一般的に3日程度で下がるため、熱が下がっていくことで治りかけであることがわかります。 体温は1日の中で変動があるもので、午前中には熱が下がっていても免疫が活発になる夕方から夜にかけて再び熱が出るようなときには体がまだウイルスと戦っている状態です。発熱がみられなくなり体力が回復するまで安静を保つようにしましょう。
これらの症状の出方は個人差があり、誰もがいつも決まった症状が見られるとは限りません。治療の有無にかかわらず風邪は通常、1週間から10日程度で治ります。咳だけ数週間残ることもあります。
風邪の治りかけであるサインに気付くとすぐに行動したくなりますが、完全に治るまではゆっくり安静にすることが大切です。


