しいなゆきこ『基礎代謝と体温』

体温が1℃上がると基礎代謝が12〜13%上がり、免疫力は5〜6倍に上がると言われています。

あなたの平熱は何度ですか?

体温図

 

上図の通り、36.5〜37.0度が最も健康的で免疫力が高い体温帯です。

ここで、体温と基礎代謝について説明します。

ヒトは食べたものを代謝します。代謝とは、身体の中でAというものが酵素などの助けをかりて化学反応を起こし、B(体に必要なもの)やC(体に不要なもの)に変わることをいいます。3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)は代謝をしてエネルギー(ATP)を生み出す栄養素のことです。このエネルギー(ATP)は、生きる上で必要な体の動力となります。例えば、手を動かす、瞬きをするなども全てエネルギー(ATP)によって筋肉を動かしたり、神経や情報の伝達がされたり、代謝をしたり、脳を機能させたり、全ての生命活動の動力となっているのです。前述のエネルギー(ATP)を生み出す3大栄養素は代謝するときにこのエネルギー(ATP)が発生するのです。

発生したエネルギー(ATP)は残念ながら蓄電池のように貯めておくことができません。その都度、その都度、発生したものをその場で使います。発生したうちの4割はエネルギー(ATP)として使われますが、残り6割は動力として使われず体温の一部となります。また、代謝(体内の化学反応)をするときに発生する熱も体温の一部となります。これらによって体温が上がるのです。

さらに、この代謝(体内の化学反応)には適した温度があります。これが、37.0度(上図参照)です。

洗濯を考えてみてください。冷たい水で洗うのと、風呂の残り湯のようなぬるま湯で洗うのとでは、どちらの温度の方が汚れがよく落ちますか?

洗濯洗剤と汚れの間に起こる化学反応にも適した温度があります。酵素も同じです。体内の酵素は37.0度が最も活性化するのです。

酵素が活性化して代謝が良くなれば、体温は上がります。体温が上がれば、酵素が活性化して、代謝が良くなります。相互作用なわけです。体温が上がれば免疫力が上がるのと同じ原理です。

免疫というのは身体を守る警備隊のような役割をしています。主に白血球などです。身体の中にウイルスや細菌から命を守ります。

風邪をひいたときに熱が上がるのは、そのためです。上図にもある通り、38.0度は「免疫力が強くなり、白血球が病気と戦う」温度なのです。風邪などのウイルスが体内に侵入したとき、身体は免疫力を働かせるために体温を上げて警備隊を援護しているのです。

ヒトの身体ってすごいですよね。

そして命の営みとなっている代謝(化学反応)の酵素の材料はビタミンやミネラルです。3大栄養素はエネルギー(ATP)を作り出します。ビタミン、ミネラルは3大栄養素がエネルギー(ATP)となるための代謝(化学反応)を助ける酵素となるのです。ビタミン・ミネラルには他にも大切な働きがありますが、この酵素が不足してしまうと代謝が滞ったり、うまく代謝が回転しなくなります。

工場の機械を思い浮かべてください。綺麗で十分な機械オイルをさしてあげれば、機械は順調に回転し、生産力をあげます。しかし、粗悪な機械オイル出会ったり、十分な量がなければ機械はどうなるでしょう。故障をしたり、うまく回転せず生産力も落ちてしまいますよね。それと同じことです。

deaddd7273d6ae1b5ea46ab9c45f4576_s

我が家の場合。

義父は平熱が35.0度。いつも「この体温計は壊れてるんだ!!」と言って怒ります。

同居をしてから毎朝のお味噌汁に、出汁として煮干し粉、鰹節粉、あごだし粉を入れています。そして自家製の味噌で作るお味噌汁はお椀のそこに粉末が少し沈んでいますが、それも丸ごと食べてもらっています。

1ヶ月後。義父の平熱は36.4度になりました。体温計壊れてなかったのですよね(笑)。

同居するまでの義父母は、お味噌汁といえば市販のインスタント(「料⚫️の味」など)、自宅で作るときも「だし入り味噌」や顆粒だし(「ほ⚫️んだし」など)がほとんどでした。化学調味料は美味しく感じるように配合されています。自然の出汁とは違いますし、ミネラル量も違います。

▷我が家で使っている出汁粉→サカモトのだし

IMG_3897.JPG

食べ物をかえたら、体が変わる!簡単な例です。こうした食改善は良くも悪くも1ヶ月以内にあらわれます。

学校給食で児童が正常体温となり、免疫力が上がったという実例が香川県にあります。

香川県三豊市の仁尾小学校において、2012年4月から学校給食にそれまでの化学調味料をやめ。煮干しと昆布とアゴを乾煎りして混ぜた粉末を調理の最後に入れるようにしたそうです。

正常体温(36.5度以上)の児童が24%から、一年後には82%まで増加したという記録があります。面白いことに、3月と8月にはその割合が急に落ち込むそうです。なぜだかわかりますか?学校給食がなかったり、回数が少なくなるからです。(同時に、家庭の食事では栄養が足りていないということにもなりますね。)そしてまた、学校給食が始まるとその割合は回復したそうです。

義父と同じですね。

ミネラル不足を補い、酵素を十分に代謝をグングン回して行けば、体温が上がり、免疫力も上がりますよ。

▷仁尾小学校の取り組み→こちら

▷吉田俊道ブログ「菌ちゃんありがとう」→こちら

今日を丁寧に、そして大切に。

“しいなゆきこ『基礎代謝と体温』” への4件の返信

  1. しいな様
    とても勉強になります!
    ありがとうこざいました m(_ _)m

    いいね: 1人

コメントを残す