※この記事は、前編『祖母からのぬか床、娘へと手渡す発酵文化』の続きです。
▶ 前編はこちら:ぬか床の文化と乳酸菌の力を紐解くコラム風記事
ぬか床に興味を持ったあなたへ。
この記事では、ぬか床の作り方から毎日のお手入れ、トラブル対処法まで、初心者にもわかりやすく丁寧にご紹介します。

ぬか床に必要な材料
<基本の材料>
- 生ぬか … 1kg
- 水 … 1L(ぬかと同量)
- 塩 … 70g(あとから調整もOK)
- 昆布 … 適量
- 唐辛子 … 2~3本
- 山椒の実 … あれば20g程度
- 柚子の皮 … 1/2個以上
- 捨て漬け用の野菜 … 適量
※塩は自然塩、水はミネラルウォーターが推奨です。
ぬか床の作り方【基本ステップ】
1. ボウルにぬかと塩、水を入れてよく混ぜる
2. 唐辛子、山椒の実を混ぜる
3. 容器の底に昆布を敷いて、ぬか床を詰める
4. 捨て漬け用の野菜を入れる(発酵促進のため)
5. 表面を手のひらでしっかり押して空気を抜き平らにする
6. 2~3日おきに捨て漬け野菜を交換し、混ぜ返しを行う
7. 4~5回繰り返したら本漬けへ移行!

漬ける野菜の選び方
<そのまま漬けられる野菜>
- きゅうり、人参、大根、キャベツ、かぶ、セロリ、オクラ、ミョウガ
<塩もみしてから漬ける野菜>
- 水菜、かぶ葉、大根葉、ツルムラサキ
<下茹でしてから漬ける野菜>
- ごぼう、かぼちゃ、ブロッコリー、タケノコ
ぬか床のお手入れ方法
毎日1回かき混ぜて空気を入れましょう。混ぜたら表面をならし、容器内を清潔に保ちます。
夏場は冷蔵庫での保存もおすすめ。水分が多すぎるときは足しぬかで調整を。

ぬか床のトラブル対処法(におい別)
- ● 腐敗臭がする
塩とぬか、唐辛子を追加。乳酸菌を増やすため捨て漬けを。
- ● すっぱいにおい
よく混ぜて空気に触れさせる。塩を追加、小松菜などを漬けて中和。
- ● 濡れ雑巾のようなにおい
酪酸菌が原因。よく混ぜて改善を。
- ● アルコール臭・シンナー臭
産膜酵母による発酵。白い膜は混ぜ込んでOK。塩と通気で調整。
この記事を書いた人
椎名由起子(しいなゆきこ)
暮らしと自然をつなぐ発酵文化の語り手。食育と健康、腸活の視点からぬか床の魅力を伝えています。


