春のような暖かい今日、在住市の市長へ「5歳〜11歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種に対する緊急要望書」を市内に住むママ達と一緒に提出してきました。

ワクチンの接種は任意であると予防接種法に定められています。任意とは、その人の意思に任せるという意味で、接種するか、否か、勝手に選べると法律で守られています。この「任意」という権利を得るまでには多くの人の犠牲がありました。
1948(昭和23)年、公衆衛生の観点から伝染の恐れのある疾病にまん延予防として予防接種法が制定されました。そして1976(昭和51)年には接種による健康被害の迅速な救済を目的とした健康被害救済制度が制定されました。この救済制度が制定された背景には、1968(昭和43)年にDPTワクチン(三種混合ワクチン)が定期接種となり、1975(昭和50)年にはそのDPTワクチン接種後の死亡例がありました。四年後の1979(昭和54)年には年間13,000人の疾病患者と20人以上の死者が報告されています。
そして1992(平成4)年に「予防接種被害東京集団訴訟」の控訴裁判決がでており、予防接種の副反応で26名死亡、36名が後遺障害を受けたとして、国の安全義務違反、賠償責任および損失補償責任が問われた事件がありました。
そのようなことから1948年設立当初、定期接種は「罰則規定ありの義務接種」から、1976年には罰則規定を外した「義務接種」となり、裁判決後の1994年にようやく定期接種は「努力義務」とし、接種は任意となりました。
これだけの長い時間と、多くの子どもたちの命や人生が犠牲となってようやく勝ち取った「任意」という権利なのです。
接種は任意であるのだから何も問題はないじゃないか…と思われがちですが、社会では「正義感」や「同調圧力」という見えない力がはたらき、意思に反して接種せざるを得ない人がいることも事実なのです。
また、任意のため接種しないことを選択した人や身体的事由(持病やアレルギー等)により、やむを得ず接種ができない人もいます。そういった未接種者に対して、心無い言葉を投げかけたり、不利益となるような行為や差別的な扱いがあることも事実です。“接種済証明書の提示で割引”という商法はまさにそれですね。また、良かれと思って接種を強制することや、職場で仕事・待遇と接種を天秤にかけられ、心因的な圧力を与えられるケースも多発しています。これらはワクチンハラスメントと言われています。
こういったワクチンハラスメントや職場におけるいじめ、嫌がらせは法律違反となりますので、然るべき窓口へ相談することができます。基本的人権や予防接種法という法律によって私たちは権利や人権を守られているのです。

こうしたワクチンハラスメントが身近なところでも発生しているため、3月より接種対象となる5歳〜11歳の子どもへのワクチン接種に関する要望書を提出してきました。要望内容は以下の通りです。
- 新型コロナウイルスワクチン接種券の一律送付を見直し、希望者申請制を検討してください。大阪府泉大津市では、接種券の一律送付を行わない旨の決定がされています。一律に送付されることにより強制感を感じる保護者がいたり、不要な労力や税金の使用を抑える意味も含みます。
- 新型コロナウイルスワクチン接種券の送付にあたり、予防接種は任意であり、努力義務ではないことを保護者に対して十分周知してください。
- 子どもが新型コロナウイルス感染症に感染した場合に重篤化や死亡する例は、極めて稀であることをかならず周知してください。
- 厚生労働省が発表している新型コロナウイルスワクチン副反応報告に10代の子どもの新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡例が報告されていることや、重篤な副反応の報告があることを必ず周知してください。
- 新型コロナウイルスワクチンは「発症予防」「重症化予防」を目的に行われており、感染予防の効果は確認されていないことを必ず周知してください。
- 新型コロナウイルスワクチン接種が義務であるかのような誤解や促し、または接種をしない子どもに対するいじめ等を防ぐため、接種者数や接種率の公開をしないでください。実際に学校等の集団において、接種の有無を確認する挙手をさせたという事例もありました。
- 新型コロナウイルスワクチン接種が任意であることを、市職員、教職員、保育士、その他子どもに接する職業の方に対し十分に周知し、接種を促すことのないようにしてください。
以上、7項目を要望しました。回答は3月14日(月)までに文書でお願いしてあります。
今日、同行してくれたママ達は、社会の同調圧力から我が子を守ることに毎日必死で、私に話をしながら泣き出してしまう場面もありました。
私が子育てをしていた20年前とは違い、今の世の中でママ達は本当に頑張っていると思います。保護者がこういった不安な気持ちでいるという事実を届けていきたいと強く思いました。


