しいなゆきこ『介護ケアラーに必要なこと』

夫の両親を同居しながら在宅で家族介護をしています。要介護4の義母がいます。

つい先日、心が折れる出来事がありました。以下はその時の記録です。

夫の両親と同居をしてもうすぐ二年になります。それ以前は義実家のすぐ近くにいて、週に数日通いで介護をしていましたが、義母の状態が進み、日に何度も(早朝から夜まで)電話で呼び出される日が続き、義父の手に余る状態だと判断したことから、夫と義実家に入り在宅での介護をすることになりました。同居をする以前から、通院付き添いがあったり、日中に呼び出し電話があったり、自分たちで出来なくて呼び出されることが増えてきたので、半ば仕方なく会社勤めからパート勤務に、そのパート勤務も難しくなり自宅開業として仕事のスタイルを変えて対応しています。 〜中略〜 毎日、食事の支度や少しでも自立した暮らしができるようにってコツコツしていることを「そのせいで私は病気になったんだ!」と言われた日には、やっぱり凹みます。いつもそう。この家の人たちは何でも人のせい、何かのせいにして生きてる。アホにつける薬はないな…って、言葉は悪いけどそう思ってます。たいして美味しくない食事かもしれません。嫁が作る料理なんて褒められたもんじゃないけど、「あんたのご飯のせいで私は病気になった」と言われたら泣きたくなります。何十年も食べてきた自分の生活習慣や食習慣よりも、ここ数年の嫁のしてきたことを貶す。なんだかやりきれない気持ちで・・・、ちょっとだけ愚痴らせてください。コメントも、いいねも、要りませんので。介護の記録として残しておきたい。

— 椎名由起子facebook記事

きっと本人は自分が言った言葉を覚えていないでしょう。認知症状のある人を看ているケアラーさんは皆、同じような経験をされているんだと思います。「罪憎んで人を憎まず」ならぬ「病を憎んで人を憎まず」の精神でかわしていますが、やっぱり心は傷つきますね。やってもらって当たり前という感覚になってるのでしょうね。依存している、すなわち甘えているわけです。そういったときは、突き放すに限ります。

そこで私がしたことは、①つつみ隠さず全部夫と義理の姉に話しました。自分の親の悪口を言われているようで嫌な気持ちになるかもしれないな、と思ったけど、私一人が受け止めることではないし、今の状態をしっかりと認識して欲しいから。それから、②介護から離れる時間をつくりました。この二つです。

「事実を誰かに伝える。」信じてくれるか、信じてくれないかは相手によるのかもしれませんが、そもそも傷ついたことは胸の内に大事にしまっておくことではないし、ケアラーがひとりで心を痛めて済むことでもないです。こういったことから、ケアラーが精神障害をおこしたり、最悪の場合、自殺や殺人事件に至ることも最近は珍しくないのです。

それと「介護から離れる時間をつくること。」これってもしかしたら一番大事なんじゃないかって思います。私の場合、主な仕事場が自宅なので、認知障害のある高齢者2人と24時間ずっと一つ屋根の下にカンヅメです。今日も、明日も、明後日も、ズーーーーーッとです。これって、やってみるとわかります。認知障害のある義理の両親と一つ屋根の下で毎日一緒にいてみてください…どれだけしんどい事か。災害級に細胞がダメージを受けている実感あります。先月後半は数回、義理の姉が週に1度来てテレワークをしながら介護をしてくれたけど、4月からは仕事が忙しくなったと、それきりです。あてにならないので、短時間ですが外に出る時間をつくり、義両親以外と話をする時間をつくっています。このままだと、私がダメになってしまう。介護サービスを利用したいのに、反対ばかりする身内は、手もかしてくれず、まかせきりで口ばかり。心底嫌気がさしてきます。

本当に短い時間だけど、介護を忘れる時間、ケアから離れる時間を持った事で気持ちが潤いました。やっと笑えました。こうした時間をは持たないといけないなって痛感しました。

もし、同じように、介護に自分を失ってしまっているケアラーさんがいたら、自分を優先する時間を必ずつくってください。介護をしてあげたい相手を大切に思ってるから自分の時間を差し出しているのですよね。私もそうです。相手の命も、あなたの命も、そしてもちろん私の命も、同じ重さです。

苦しい気持ち、私はわかります。頑張っていることも。

“しいなゆきこ『介護ケアラーに必要なこと』” への3件の返信

  1. 介護サービスを利用したら良いと思いますが、義姉さんが反対なのですか?

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  2. お疲れ様です。
    あなたにお任せ状態なんて、離婚級の話ですよ。それか施設に入れればいいと思います。

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