しいなゆきこ『生きる力と知恵』

先日、関東では過去最強と言われる台風が千葉県に上陸しました。毎年のように台風は関東を通過しますが、非常に強い勢力と言われる過去最強クラスの台風が、しかも千葉県に上陸することはないので、台風が去って3日経つ現在でも、千葉県内の多くの地域で停電・断水・交通遮断・ガソリン不足・食糧不足…といった状況が続いています。

8年前の3.11では、大きな地震を経験し、その時には計画停電もありました。

今や、台風だけでなく、集中豪雨、ゲリラ雷雨、地震、噴火など、いつ自然災害が起こるともわかりません。自然災害を経験する度に、私たちはそこから学ばなくてはならないのです。

私がこのブログを開設するにあたって「人生を豊かにする」とタイトルをつけた理由があります。(参考ページ→このブログについて)人生=人が生きると書きます。私は生きる上で必要なことはすべて「衣食住」にあると考えています。そして、この地球という環境の中で生きていくには、私たち人間以外の生き物とも共生しなければなりません。なぜなら、私たち人間だけの地球ではないですし、知らず知らずのうちに助けたり助けられたりしているからです。

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これは過去記事ですが、「わたしのきほん」としてキャンプについて書いた記事があります。(参考記事→キャンプは「わたしのきほん」を見つめ直す時間)そしてこのキャンプは非日常を楽しむ遊びのようなものでありながらも、こうした災害時に役立つサバイバル経験にも繋がります。日頃から、電気のない生活、蛇口のない生活、ガスコンロ(IHコンロ)のない生活を経験していれば、非常時に慌てません。落ち着いて対処できますし、キャンプで培った知恵があれば、たとえ停電や断水をしていても、さほど日常と変わらずに生活していけるのです。それが「生きる力」です。

現代は便利です。スイッチひとつでご飯が炊けたり、お風呂が沸いたり、灯りがついたりします。その便利さに慣れ過ぎてしまうがゆえに、当たり前に有ると思っていたライフライン(電気・ガス・水道)が断たれてしまうと、途端に不安になり、パニックを起こしたり、気持ちよく暮らす(生きる)ことができなくなります。そうならないためには、日頃から便利に甘えず、不便な体験をしておくことで、普段とあまり変わらない生活を送ることができるのです。

たとえば、スイッチひとつでご飯が炊ける暮らしから、火でご飯を炊く知恵を身につける。(参考記事→カセットコンロでご飯を炊いてみよう!)お家にカセットコンロがあればそれで十分です!停電していても炊きたてのご飯が食べられます。カセットコンロではなくても、キャンプなどで使用するギアがあれば家の台所が使えなくたって、何も困ることはありません。こうした知恵を知ってると知らないとでは対処が雲泥の差なのです。

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そしてキャンプ用品(アウトドアグッズ)には、非常時に役立つものがたくさんあります。厳しい自然の中で使用することを前提としてるので、本当に役に立ちます。

(1)寝袋/マット:避難生活になったとき、固い床の上や冷たい床の上で毛布一枚ではなかなかゆっくりと体が休まらないものです。場所によっては避難所に用意された布団が不足することもあります。そんな時に寝袋やエアマットがあると、ただでさえ気が張っているのですから、ゆっくりと休むことができますね。

(2)ランタン:災害時に使いが手が良く、明るくて長持ちするライトがあるとそれだけでホッとします。間に合わせで用意した懐中電灯よりも、周囲を広く明るく長く照らしてくれるランタンがあると、それだけで避難生活の苦労の半分はクリアしたようなものです。実はキャンプにおいてもランタンは非常に重要なアイテムでして、日が暮れる前に必ず用意しておきます。暗くなってからでは、行動が制限されてしまいますし、怪我のもとです。

(3)ウォータージャグ:災害時に起こりがちな断水の備えになります。水がないと人は生きられません。災害が予測できる時には前もって浴槽に水を張るなど、水の備蓄は必要ですね。

(4)バーナー(カセットコンロでも):近年IHコンロやオール電化が増えてきたため、一旦停電となると、全ての暮らしがストップしてしまいがちです。プロパンガスなら復旧は早いですが、都市ガスの場合には復旧までに時間を要する場合もあります。もし寒い冬だったとしたら、暖かいご飯や飲み物が欲しくなるところです。そんな時にカセットコンロやキャンプ用のバーナーがあると調理ができますし、あたたかいものを食べることができます。炎をみると緊張がほぐれて、落ち着きます。

(5)クーラーボックス:停電して一番困るのが冷蔵庫の中や食料品の保管です。レジャー用のクーラーボックス(釣り用とかね)は、あまり保冷効果は持続しませんが、アウトドア用のクーラーボックスは3日くらい氷が溶けずに持ちます。大きめのクーラーボックスが一つあるだけで、ずいぶん違います。

(6)保冷剤:クーラーボックスに合わせて保冷剤もあると保冷効果が持続できるので助かります。

(7)テント:家が倒壊したり、避難をせざるを得ない場合にテントがあるとプライバシーが保てます。テントはいわばアウトドアの家ですから、雨風は凌ますし、最近のテントは2ルームやカマボコ型など、広くて快適です。

他にも、アルミホイルや新聞紙、焚き火台、アイラップ(参考→http://gata21.jp/archives/77289879.html)またはジップロックなどがあると便利です。

これらの道具は持っているだけでは不十分で、実際に使って、使いこなしておく必要があります。いざという時に使い方がわからない、では宝の持ち腐れです。幸いこれからの季節は涼しくなり、虫も出にくい季節ですので、ぜひ非日常訓練の一環としてご家族でアウトドア体験やキャンプ体験の回数を積み重ねて欲しいと思います。その際には必ずキャンプ場など施設のルールを守ってくださいね。

キャンプを通して、生きる力・知恵を身につけて、災害に負けず強く生きる。そして楽しく生きる。そうあって欲しいと願っています。

私も夫と非日常訓練というより、非日常を楽しむ時間としてのキャンプをしています。どこかのキャンプ場でお目にかかれたら、ぜひ「ブログ見てます!」と声をかけてくださいね。一緒に楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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