しいなゆきこ『令和の梅干しづくり』

毎年お世話になっている和歌山県の農家さんから今年の完熟梅が届きました。

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毎年4月に梅の実の予約をしているのですが、今年は着床率が低く、梅の実が少ないとのことでしたので、例年より少しキロ数を減らして注文しました。私のように梅しごとを楽しみにされている方も多いでしょうから、少しでも多くの人に行き渡りますように。

さて!今年からは梅しごとに義母が仲間入りです。

義母は、梅酒はつけていたけど梅干しは作ったことがないということで、梅干しづくりに興味津々です。朝から、まだかまだかと楽しみにしていたようでした。

いつも私が注文しているものは、南高梅で自然落下の完熟梅なので、ヘタはほとんどついていないのですが、一つ一つ梅の実の健康チェックと、傷んでいるものは取り除いたりします。

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義母の身体は不自由ですが、手先はとても器用です。もともと手作りをすることが好きなので、久しぶりのおうち作業にワクワクしていたようでした。梅の実のヘタ取りをするときのイキイキとした表情や、弾む会話になんだかとても嬉しくなります。

というのも、5年ほど前までは御勝手に立っていたのですが、ここ数年は御勝手仕事もできず、ひとりで着替えることも、出掛けることもできなくなってしまったので、楽しみを奪われたように元気がなくなっていきました。そこに加えて、義父は家事と介護のストレスから罵声を浴びせたりと…、そんな経緯から介護同居をすることになったわけです。

すっかり生きる気力も、笑顔も消えてしまった義父母でしたが、義父は家事から解放され、好きなことができる時間が増えたことでイライラもなくなりました。義母も毎食手作りのご飯を食べて、義父以外の人との会話や新しい家族(私たち)との接点で刺激になったり、励みになったりと見違えるほどに元気になってきました。生きる気力や笑顔が増えてきたときだからこそ、もっと暮らしを楽しんで欲しい。季節感の刺激を感じて欲しい。梅の実の匂いや感触から昔の楽しかったことを思い出して欲しい。梅干しができるまで、そしてまた来年も作ろう!という目標をもってもらえたら最高。そんなことから義母を梅しごとに誘いました。

結果、成功ですね。

短時間でしたが、梅しごとをして、充実感いっぱいな気持ちで今は(疲れた…)と横になっています。いいんです。こうしたことの積み重ねなんです。

きっと明日には梅酢が上がってきた部屋中いい香りに包まれるでしょう。こうした嗅覚を刺激することも高齢者には有効です。

梅雨が明けて、土用干しして、もみしそと一緒に瓶詰めにするときを楽しみにしていて欲しいし、そして、自分で漬けた梅干しを味わって欲しいなと思います。

 

今日を丁寧に、そして大切に。

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